男性に多いと思われがちですが、近年増えてきているのが女性の薄毛や抜け毛による悩みですが、これは老化による年配の方だけではなく20代や30代の若い世代にも広がっているのが現状です。
これは当然老化によるものではなく、さまざまな原因によって引き起こされるのが分かってきており、最も多いとされているのが全体に薄くなってしまう「びまん性脱毛症」で、女性型脱毛症とも呼ばれており気づかない間に進行するのが特徴となっています。
このような薄毛や抜け毛の原因としてあげられるのが、生活習慣の乱れやストレス、過度なダイエットやパーマ、カラーリング、不適切なヘアケアなどがあり、具体的な内容としては睡眠不足によって髪の毛の成長がスムーズにいかなかったり、髪の毛のダメージの補修が上手くいかない、食生活が乱れることや過度なダイエットによって何日も食事をとらなかったり、同じ物を食べないという栄養の偏りが血液の流れを悪くしてしまったり、髪の毛に栄養が行き渡らなくなってしまうことが考えられ、ストレスによって自律神経が乱れてしまいそこからホルモンバランスが乱れることによって、髪の毛に必要なエストロゲンという女性ホルモンが減ってしまい、髪の毛の成長が短く休止期が長くなってしまうことが考えられるほか、不適切なヘアケア、パーマやカラーリングが頭皮の負担となってしまうことがあげられます。
このような原因によって引き起こされる髪の毛のトラブルには、それに合わせた対処が必要となってくると考えられます。
対処方法としては、生活習慣を見直して規則正しい生活習慣と栄養バランスの取れた食事を一日三食きちんととっていき、睡眠をとる時も髪の毛を修復したり育てたりする効果のある成長ホルモンが良く分泌される夜22〜2時の間に睡眠をとるようにしていき、ストレスを溜めないことによってホルモンバランスと自律神経を整えていき、血管を収縮させてしまい血流を悪くしてしまう原因のタバコや過度のアルコールは控えていきます。
ほかにも、シャンプーを行なう場合には、皮脂がとれてしまう朝のシャワーは行なわないようにし、一日に何度もシャワーを浴びることは止めて、シャンプーはしっかり泡立ててからマッサージをしながら洗髪していき、シャンプーはしっかりとすすいで、トリートメントは地肌につかないように毛先のみにしようしますが、シャンプーは低刺激な物を使うことでより頭皮への負担が減ります。
ドライヤーを使用するさいはできるだけタオルドライで乾かして、温風を当てる時はなるべく短い時間にして頭皮に当たらないようにします。また、頭皮に負担のかかるヘアカラーやパーマは控え、長時間アイロンで引っ張る、ポニーテールなど髪型は控えることをおすすめします。
これらの生活習慣に加えて、食べ物によるケアをしていくことによって女性の髪のトラブルは改善していくことができるとされています。
おすすめの食べ物としては、髪の毛の材料となるタンパク質を含んだ魚類や大豆製品、乳製品、血行を促進したり髪の毛の成長を促す効果のある緑黄色野菜やナッツ類に含まれているビタミン類、頭皮の新陳代謝を促すことのできるミネラル類を含んでおり髪の毛を作るために必要な亜鉛が多く含有しているレバーやカキ、ウナギに納豆、大豆などをバランスよく摂取していくことが大切となります。
不足しがちな栄養を補うためには、サプリメントを利用することによって栄養を補っていくことができるようになるためおすすめです。生活習慣を見直したり、シャンプーのやり方や低刺激なものを使う、ドライヤーのかけ方を気を使って、栄養バランスの整った食事をしていくだけでも女性の抜け毛などは改善していくことができるといわれています。