
女性にとって抜け毛はどのような年齢でも気になることとなりますがその中でも特に多くの人が髪の毛のことを機にするきっかけになる場所がお風呂であり、入浴中に湯船を見てみるとそこに自分の頭から抜けた髪の毛が浮かんでいたことに気付く人は多く、またシャンプーで髪の毛を洗っている際に指に髪の毛が絡んで抜けてくることにショックを受ける女性もいます。
シャンプーを洗い流した後の自分の指に何本も髪の毛が絡みついていたということになるとビジュアル的にかなりショッキングであることは確かなのですが、実はお風呂で抜ける抜け毛に関しては心配する必要はありません。
ではどうしてそう言えるのかと言うと、まずそもそも人の髪の毛と言うのは毎日何十本も抜けているからです。
体質や年齢にもよりますが正常な人でも一日当たり60~100本程度は抜けると言われていますから、例えばシャンプーの際に髪の毛が指に絡んで十本くらい抜けたなどのことであれば気にするほどのことでもありません。
特に人間の体の仕組み上、冬の気温低下がある程度収まって頭皮を髪の毛で保護する必要が無くなる春になると髪の毛が抜けやすくなりますし、また夏の直射日光から頭皮を守る必要が無くなる秋にも同様に髪の毛が抜けやすくなる傾向があります。
そのためもし入浴している季節がそうした季節であり、暫くして髪の毛が抜けづらくなったというようであれば、それは単純に季節の移り変わりによって体の状態が変化していただけと見て良いでしょう。
それにお風呂という環境は常に高温多湿な環境となっており頭皮の毛穴もかなり広がって髪の毛が抜けやすくなっているものですから、いくら頭を洗っても次々に抜けてきてきりがない等の非常に限られたケースを除いてお風呂での抜け毛は特に心配する必要が無いわけです。
もちろんそれでも気になると言う人はいるでしょうが、そうした人の場合は早めにヘアケアを始めると良いでしょう。
特に入浴に関連して行えるヘアケアとしてはシャンプーやトリートメントを使って髪の毛を保護することがまず挙げられますし、それに加えて髪の毛を乾かす際にドライヤーを使う場合にはいつまでも時間をかけて行うのではなくタオルドライを並行して行いつつ温風で手早く乾燥させることを心掛けるというだけでもかなり効果的なヘアケアを行うことが出来ます。
実際のところヘアケアは既に抜け毛によって髪の毛が明らかに薄くなっているといったような段階になってから行うのでは遅いことも多く、まだそこまで大量に抜けないという時期から始めれば状況が深刻なものになってからヘアケアに取り組むよりも抜け毛対策が効果的に行えますし、早くヘアケアに取り組み始めただけ健康な髪の毛を長く保つことが出来るようになります。
「髪は女の命」と古くから言われているように女性にとって髪の毛と言うものはいつまでも若々しく保ちたいものですが、実際のところは人間である以上普段から多少抜けてくるのは仕方ないとして割り切っておくことが大切です。
特に時折見られるのですが、ある日髪の毛が抜けているのを見て「自分はもう薄毛になり始めている」と深刻に考えてすぎしまうのは禁物です。
女性のヘアケアを本格的に行うということになるとやはりそれなりのお金がかかってくることになりますからまだそこまでしっかりとしたヘアケアが必要ないのに高額な商品を買いあさるというのはおすすめできることではありませんから、お風呂で髪の毛が抜けたという程度であればそこまで深刻に考える必要はなく、むしろ深刻に考えすぎるとストレスによって却って髪の毛が抜けやすくなってしまうことがあるため要注意として考えておきましょう。